銅鍋を買ったきっかけ
中村銅器製作所の卵焼き鍋で銅鍋デビューをしました。
一時期、メンテナンスの仕方が分からずリカバリーに手を焼きましたが、綺麗に生まれ変わって使用頻度が上がりました。(ほっ)
改めてきちんと使うようになるとその使いやすさに感動。
みるみる卵焼きを作る頻度も上がっています。
ところで私、卵をこよなく愛しているんですが卵料理がどうにも下手なんです。
オムライスやオムレツで大満足のものが出来たためしがなく、自信のなさから目玉焼きやスクランブルエッグに逃げがちです。
オムレツ系統で私が苦手だと感じる原因がフライパンの温度管理の下手さ。
テフロン加工のものだともう少し難易度を下げられそうですが、使い捨てになるものが苦手で我が家にはステンレスと鉄フライパンしかありません。
そんなある日気づいたのが、中村銅器製作所の卵焼き鍋で変にくっついたという現象がゼロだということ。さっそく銅フライパンに関して調べていきました。
簡単に銅鍋のメリットをまとめると
・温度管理のしやすさ
・カスタードを炊いたり焦げ付きやすい作業の難易度を少し下げられそう
・経年変化で非常に美しく育て上げられる楽しみがある
・一気に熱を加えるので煮崩れしにくい
デメリットは
・内部まで全て銅製のものに関しては、食材を作って放置してしまうと銅アレルギーを引き起こす可能性がある
・IHだと使えないケースがあること
・ものによっては信じられないほど高額
デメリットも気にはなりますが、温度管理がしやすい!パンケーキがふわっと焼けたといった感想をちらほら発見し、興味津々。
これなら卵料理も難易度を下げられる可能性が高いぞという感触を得ました。もう買っちゃう気満々です。
購入を決意。デメリットの解消法
買う気になったところを自分で自分に水を差しますが、デメリットもいくつかありました。
次は個人的にそれらをどういう風に解消したかを書きます。
解消というか、半ば無理やり自分を説得した箇所も多いですが一応書いておきます。
まず衝撃に関して。これはまぁ大事に使いましょうという事で華麗にスルー。
IHに関しても、我が家は私の強い意志により今後もガス火絶対を貫くのでこちらもスルー。
金額に関しては、まぁまぁまぁいったんスルー。
ここまで怒涛の華麗にスルーを貫きましたが、一つだけスルー出来ない大きな問題がありました。
2つ目の急性銅中毒に関してです。
何時間か食材を置いてしまって、運悪く食材に銅が溶け込み摂取してしまうと嘔吐してしまったりすることがあるという恐ろしい話。
大変小心者なので恐怖に震えました。
これは個人的な考え方なんですが、家族のために作る料理で私が一番重要視していることは安全性です。ちょっと美味しくなるけど危険率が数%でも上がるなんていうのはかなり抵抗があります。
ただ、これはあくまで内側も銅でできている商品。
内側も銅でできているものは本当に威力抜群な感じがして魅力的だったんですけどねえ。
ですが、錫引きなどのコーティングがあるものに決定です。決定!コーティングさえあればほぼ問題解決です。
一応、内側も銅の鍋のメリットも書いておきます。野菜などを茹でた時の色の鮮やかさや抗菌力なんかが魅力的です。熱の伝導もより一層良いのだとは思います。
さらっと書きましたが大きなメリットです。(未練たらたらです、実は)
何はともあれ、私自身は何らかのコーティングの施されている銅鍋を購入することに決定しました。
やっと方向性が定まってホッ。
実際に購入した2つの銅鍋
さて、コーティングの施されている銅鍋を購入することは決定しましたが、では具体的にどの銅鍋にするかという問題があります。
結果を書いてしまうと【mauviel】モービルカパーイノックス(特殊技巧でステンレスとコンビネーション)と伊藤祐嗣先生の銅鍋を特注しました。
まず、モービルのカパーイノックスソテーパンを購入したのでそちらから。
サイズは直径200mmのものを清水の舞台から飛び降りる覚悟で買いました。
これ、私の購入したものは1.5ミリ厚なので5万円(メーカー希望価格は7万円ほどですが楽天の公式で私は約5万円で購入)ほどで買えるのですが、2.5ミリ厚の方だと10万円クラスなのをちらりと目撃しました。アアオソロシイ。
あ、厚さ2.5ミリ厚タイプは取り扱いがやや限られているのでそちらを検討される方はご注意ください。見つかるかとは思いますが、1.5ミリ厚よりは少し入手難易度が上がるイメージです。
さて、簡潔にモービルの銅鍋を購入した決め手を書くと
・楽天ユーザーなので、一応公式で買える安心感(高価なものなので公式がよかったんです)
・錫引きばかりの中、こちらはステンレスなので多少雑に扱っても大丈夫だろうという楽そうなイメージ(雑に扱うのはだめですよ!)
・デザインの美しさ
です。
毎日のように気軽に手にとりたいので丈夫そうであることや見た目は大変重要な項目です。
持ち手の部分も種類によって私の購入したような銅タイプ、鉄タイプなどがあるのでご注意を。2.5ミリ厚タイプの方は銅ハンドルの作りが無いようです。
見てくださいこの美しいお鍋の姿を。購入して1か月ほど経ちますがあまりにも美しいこの輝きに今なお感動します。自然と大切に扱いますし、お料理のモチベーションも上がっちゃいますねえ。
このソテーパンであの、冒頭で苦手だと騒いでいたオムライスもなんとか人並みの姿を保てた気がするので見てやってください。
ソースも前日にこのソテーパンでことこと作ったんですよ。凄く上手!とは言い難いですが、包み込む系のオムライスだと人生で一番の大成功です。もっとうまくなってやります。(決意表明)
パンケーキを焼いたり、日々活用していますが買ってよかったと思います。
一応買ってよかったところのまとめ↓
・弱火でも綺麗に均一に火が入るので料理の難易度ががくっと下がったのを肌で体感
・うっとりするくらい美しいお鍋なので料理のモチベーションアップ(これはすごく大事)
唯一誤算だったのが、持ち手まで銅なので弱火であろうがじっくり火を通す作業をしていると凄く持ち手が熱くなること。
手持ちのタークのフライパンなんかは柄がとても長いせいか、持てないほど持ち手が熱くなるという経験はありません。でもモービルの銅ソテーパンは場合によってはミトン推奨です。
さて、ソテーパンは銅製になりました。
でも私、銅製のものを手に入れるのであればカスタードやあんこ、ジャムを上手に作ってみたかったのです。
ソテーパンだとまぁできなくはないでしょうけど、ソテーが目的の商品なので高さが低いんです。ちょっと多めの汁物なんかをかきまぜていたらぼてっと零れ落ちちゃいそうで。
と言い訳をつらつら書きましたが、欲しかったので(あっ)ソースパンもしくは雪平鍋もこの際銅製のものを買うと決意。
いいんです、今年はお誕生日も結婚記念日も鍋に費やします(涙を流しつつ)。
さて、雪平鍋を買う決意が出来たところで今日の記事はここまでとします。長くなりすぎますので続きは次の記事であるこちらにて。
おまけ
基本的に公式ショップで30%オフですが、一時期40%オフを目撃しました
楽天スーパーセールの時なんかに見ていたらまたひょっこり40%オフになるかもしれません。