クロワッサン、大好きなのですがこの暑さでバターが溶け出してしまいそうなのと、成形に自信がなくてもうちょっと後倒しにしようと思っていたんです。
10月くらいからぼちぼち練習しようかなと。
でも、発酵バターもあることですし我慢がきかず、トライ。
気温の問題が大きいので今回は失敗しても仕方がないという覚悟のもと、頑張ってみました。
クロワッサンはとにかく完成までに手間と時間がかかるパンなので、作ろうと思ったらどうしても気合が必要。
まずは前日の夜に生地をねって、中に折り込むバターも作って冷蔵庫で冷やしておきます。
10時間ゆっくり発酵ということですが、生憎翌日は用事があったのでトータル15時間ほど発酵させました。
あ、そうそう今回はバターを発酵バターにして豪華に作ったのですが発酵バターってすんごい香りですね。
バターを取り出して包丁で切り分けるときからもう香りがとんでもなくて、こりゃあ美味しくなるはずだよ….高いけど威力本当にすごい…と妙に感動しました。
冷蔵庫でのゆっくり発酵なのでさほど生地は膨らみません。
混ぜすぎ厳禁ということだったので表面もつるっとはしてませんが、これで大丈夫みたいです。
正直ここが一番面倒だなぁと思う工程。
バターを折り込んで頑張って生地をのばして畳んで冷凍庫で15分休ませるというのを3回繰り返します。
冷凍庫で15分というのも時間を過ぎちゃうと生地が凍っちゃうのでシビアに管理しつつ、生地を伸ばして畳む作業も気温との戦いなので神経を使います。
このあとさらに冷蔵庫で最低1時間休ませます。
パンの中でも本当に休ませる時間が多いですねぇ。やっぱりクロワッサンは気合がいるわぁなんて思いつつ、この休み時間に一つ工作を。
二等辺三角形なんて久しぶりに作りました。
なんというか小学生の時を思い出しそうな、そんな懐かしいような気持ちになりつつちょきちょきと。
因みに、頻繁にクロワッサンを焼くようであれば楽ができる素敵グッズが存在します。
本当にクロワッサンが大好きなので、もうちょっと気温が低くなって作る頻度が上がりそうなら素直にこれを買おうと思っています。
成形終わりの状態。
まぁ巻きがこの時点で甘いなと思うものもありますが初にしては良いんでないかという激アマ採点をしつつ、ちょっと室温に置いて、いよいよ焼きの工程。
いやぁここまで本当に長かった!!
この暑い中よく頑張ったと自分をたたえ、アイスカフェラテを飲みながらオーブンの前をうろうろと彷徨いつつ見守りました。
わりと高温で焼くので焦げが心配だったんですよねぇ。
それにしても焼きの時間、本当に至福の香りでした……。
焼き立て。
クロワッサンの焼き立てってなんというか反則ですよね。数ある焼き立て美味しそうの瞬間の中でもトップクラス。
一応サクッと焼きあがってそうな生地感にホッと胸をなでおろしつつ、実食。
あ、クロワッサンだねぇ(´艸`*)
ちゃんとクロワッサンの味と食感だねぇ
と夫と感動しつつ、頬張りました。
食べるとバターの香りが口全体に広がって、外側はサクッとして、初回ということを考えるとまぁ合格かなと。
一応クロワッサンの形になったことも嬉しい。
それなりに焼けるということは分かったので大満足です。
割ってみたらこんな感じ。
初回特典で今回は合格としましたが、これもっと何層にもなるのが望ましいです。
夫からも
「とても美味しい。だけど、パン屋さんのクロワッサンって、食べたらどうしようもないくらい机中にクロワッサンの皮が散らばる感じだよね。
これはそういうのがないから、もうちょっとぱりっとがさがさっとするのがクロワッサン的正解なんじゃない?」
との指摘。
苦し紛れに
「食べやすいでしょ!散らばりにくくて」
なんて反論しましたが、この言い訳は苦しすぎるので要改善です。
次回はもうちょっと気温が下がった頃に再チャレンジしようかと思いますが、やっぱり銅板買うべきだなと決意がかたまりつつあります。
これはただの推測なんですが、クロワッサンって高温で短時間でパリッと焼くんじゃないでしょうか。
多層にするにはもうちょっと生地全体が上にぐっと成長する必要もある気がするのでやはり熱不足も否めない気がするのです。
ハードパンなら必須の銅板。まだハードパンには手を出してないからと購入を先送りにしてましたが、ベーグルも頻繁に焼くことですしやはり必須感が漂っています。
翌朝はこんな感じで食べました。
クロワッサンにチーズと生ハムをちょこんとはさんだものと、クロワッサン生地の余りにレーズンやらアーモンドスライスを適当にざっざっと入れ込んで砂糖まぶして焼いたものです。
食事系、デザート系どちらも楽しめる幸せな朝(´艸`*)
クロワッサンアップ気味で。
実はちょっと奮発したハムだったので非常に美味しかった….。クロワッサンの半分はぱらぱらグラニュー糖をまぶしたんですけれど、このサンドのクロワッサンも砂糖入り。
ほんのり甘い生地としょっぱいチーズやハムのハーモニーがたまりませんでした。
成形あまりの生地で作ったなんちゃってデニッシュパンも本当に美味しい。
甘いのって美味しいなぁと夢中で食べました。甘いサクサククロワッサン生地が好みなのだと痛感したので、今度はもうちょっとだけグラニュー糖を気前よく振りかけて仕上げにはちみつたらしてみようかと思います。
以前の記事でも書いたことがあるのですが、DONQのミニクロワッサンが大好物なんですよね。
あれ、サクサクのクロワッサンにはちみつっぽいのがぶわっとかかってて甘くておいしいんですよねえ。あの味にやっぱり近づけたいです。
次回はもっと自分好みになるようカスタムしつつ、クロワッサンの生地自体ももうちょっと良いものにできるとよいのですが。
発酵の見極め、混ぜ具合、成形、焼き加減、オーブンの癖を把握……..パン作りもお菓子作りも本当に奥が深いですね。
失敗もたくさんしますし、思いがけずうまくいったり、信じられないほどの失敗をしたりの繰り返しですが楽しい!
ここまできたらハードパンにも挑戦したいなぁという希望を胸に、今日のところはこれからあん食パン作りに挑戦します。
記事になったらある程度成功した証拠。ならなかったら察してください(´艸`*)
では、今日はこのへんで失礼いたします。
発酵バターの威力は本当にすごいです。美味しい!
結局買ってしまった銅板。お買い物マラソン時最後の1枚をゲットしました、ふふ。届いて使ってみたらまた記事にします。
今回使用した小麦粉はこちら。